あなたは
『左を制するものは、世界を制す』
という言葉を聞いたことがありますか?
これは、ボクシング評論家・下田辰雄さんの言葉だそうです。
ボクシングはともすれば、インパクトの強い一発が重要だと思いがちです。
でも世界チャンピオンになる人はもれなく、ジャブと呼ばれる小さなパンチが上手かった。
右利きボクサーは、ジャブを左で打ちます。
だから『左を制するものは』となったのだそう。
セッションにおけるバックトラッキングは、ジャブのようなものです。
殴り合いでも、勝ち負けを競うゲームともセッションは異なりますが、一見、地味。さほどインパクト(強さ)に欠ける。
でも、その後に続くパワフルなストレートにスムーズにつなげることができる。
相手の応答をリードすることができる。
地味だからこそ、多くのコーチたちが、見過ごすスキルだからこそ深堀して探求する価値があります。